◎蒲生の昔ばなし

呉媛(くれひめ)伝承

鋳物師町二宮公園には、呉姫(呉媛)神社の小さな祠と、ご神体の謂われが記された文政元年(1818)に建てられた碑が残ります。


中国呉の時代(229~280)機織りの技術を持った女性工人(呉服〈くらはとり〉)を招き機織りの技術を広めたので機織りが盛んになり、女性が機織りや裁縫が上達し手先(手末〈たなすえ〉)が器用になるようにと、その先祖の呉媛を稚日女命〈わかひめのみこと〉とご神体としてお祀りし、朝夕灯明を点け、お供えをしてお詣りをしたと伝えられている。ご神体は明治時代に竹田神社境内の小姫神社へ遷されました。

呉媛社(鋳物師)

小姫神社(鋳物師)